共同住宅(マンション・アパート)におけるエレベーター防犯対策機能について

マンション・アパートにおけるエレベーター防犯対策機能について

近年、共同住宅が増加傾向にあり、それと並行して共同住宅における犯罪も増えてきております。こうした事から建物としては外部から侵入されにくい構造とするほか、エレベーターなどにも防犯仕様が求められるようになってきています。各県の防犯協会でもその対策に積極的な活動が目立ってきています。
ここでは、最新のエレベーターの防犯対策・機能についていくつかご紹介いたします。

 

一般社団法人日本エレベーター協会における防犯対策標準

一般社団法人日本エレベーター協会では「共同住宅用エレベーターの防犯対策標準」において、次のような防犯対策を定めております。

(1)乗場戸およびかご戸の構造

防火区画上支障のない場合に限り、乗場戸およびかご戸はガラス窓(防犯窓)付とする。

(2)エレベーター連絡装置

かご内から外部へ連絡することの出来るインターホンボタンを設ける。また必要に応じて押しボタンによって鳴動する警報装置を設ける。

(3)かご内照明設備

かご内の照明設備は床面において概ね50ルクス以上の平均水平面照度を確保する。

(4)かご内防犯カメラ

かご内を広範囲にモニターできる防犯カメラを設置する。また記録装置を設置することが望ましい。

エレベーター防犯対策機能の最新動向

エレベーター各メーカーでは前記の一般社団法人日本エレベーター協会に定められた防犯対策標準に加え、次のような様々な防犯対策機能を用意しています。
なお、これらは一例のため、機能の適用可否、仕様は各メーカーにより異なります。

(1)かご内警報ボタン

かご内で犯罪が発生したり、体調が悪くなったりした場合に、かご側面または背面に設置された警報ボタンを押すと、かご上に取り付けたブザーが鳴り、外部の人に異常事態を知らせます。同時に最寄り階へ停止し、一定時間戸を開放したり、各階停止運転に切り替わります。

(2)各階停止運転

夜間などのエレベーター利用者の安全を図るため、行き先階ボタンを押すと行き先階に達するまで、各階に順次停止を繰り返しながら運転します。
万一の際はいつでも降りられますので、かご内での犯罪防止に役立ちます。

(3)防犯モニター

セキュリティ機能の向上を図るため、エレベーター乗場に防犯モニターを設置することができます。かご内に取り付けた小型カメラからの映像を乗場に設置した防犯モニターに常時映し出すことにより、かご内の状況を第三者が確認できます。これにより、かご内で起こる犯罪やいたずらの抑止効果が期待できます。

また、同様のモニターは、かご内にも設置することができます。乗場モニターと同じく、かご内での犯罪やいたずらの抑止効果につながることはもちろん、他の利用者と乗り合わせた際に、自分の背後を確認することができるため、安心してエレベーターをご利用できます。
乗場・かご内モニターの両方を設置することで、さらなる防犯対策につながります。

(4)かご内異常行動自動検知システム

かご内に設置したカメラの映像を解析し、暴力行為等の異常行動や、急病による滞留等を自動検知して、モニターへの表示や音声アナウンスなどによる注意喚起を行ったり、最寄り階や指定階にかごを停止させるシステムです。

(4)-1 異常行動検知機能

暴力行為等、動きを伴う異常行動を検知し、異常度に応じて、警告アナウンスや最寄り階停止等を行い、戸を開きます。

(4)-2 滞留検知機能

利用者がかご内にいるにもかかわらず、一定時間以上呼びボタンを押さない場合や戸が開閉していない場合に、急病等で利用者が倒れている、不審者が潜んでいると判断、指定階まで運転し戸を開きます。

(5)高音声センサー付最寄り階停止運転

かご内で防犯ブザーを鳴らしたり、悲鳴などの大きな高い音が発せられると、かご上に設置した高音声センサーがその音量を検知することで、かご内の警報を鳴動しながら自動的に最寄り階に停止する機能です。
かご内で子供や女性が不審者に暴行された際に、防犯ブザーや悲鳴を発することで、直ちにエレベーターは最寄り階へ停止し、戸を開きます。

(6)防犯運転

夜間などの他の利用者との乗り合わせを防止するため、目的階までの直行運転を行うと共に、乗り込み時の即時戸閉機能を備えた防犯運転システムです。
乗場に設置した防犯ボタンを押し、行き先階を押すと、目的階へ直行運転します。

(7)セキュリティ連動運転

共同住宅の集合玄関ロビーとエレベーターのエントランス乗場の両方に設置された非接触キーを用いた照合機能により、セキュリティ性を向上するシステムです。エントランス階の乗場ボタンおよびかご呼びボタンを常時無効とし、照合した場合のみ、居住階へのエレベーター利用が可能となります。

①居住者が帰宅した場合

居住者が集合玄関ロビーにて非接触キーを照合すると、オートロックが解除されると同時にエレベーターは自動的にエントランス階に到着し、戸を開いて待機します。乗場に設置された非接触キーにより再度照合すると、自動的に居住階へのかご呼びボタンが登録されます。

②来客の場合

来客者が集合玄関ロビーにて訪問先居室に連絡し居住者が居室内の解除ボタンを押すと、オートロックが解除されると同時にエレベーターが利用可能になります。自動的に居室階へのかご呼びボタンが登録され、訪問先居室階へのみ利用することが出来ます。

お気軽に西日本エレベータまでお問い合わせください

今回はマンションやアパートなどの共同住宅におけるエレベーターの防犯対策に関して、いくつか紹介させていただきました。住民の方々が安心・安全な生活を送っていただくために、エレベーターも様々な防犯技術の進歩がみられています。
上記でご紹介した対策に関しましては、もちろん弊社でも対応可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

北九州・福岡地域でエレベーターのリニューアル、及びメンテナンス・点検のことでお悩みのマンションやビルのオーナー様、迅速かつ丁寧な作業を心掛けている弊社へ是非ご相談ください。ご満足いただけるサービスの提供をお約束いたします。

 

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西日本エレベータ株式会社 Nishinihon Elevator

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