夏休みシーズンは子供たちが外出先でエレベーターを利用する機会が増えます。
エレベーターは便利な移動手段ですが、安全に利用するためには正しい使い方を知っておくことが大切です。
今回は、子供に伝えておきたいエレベーターの正しい乗り方や、保護者が注意すべきポイントについて解説します。

エレベーターの基本的な使い方とマナー

公共の場であるエレベーターでは、常に他の乗客への配慮が必要です。
しかしながら、大人が当たり前に守っている「暗黙の了解」は子供にはわかりにくい部分もあると思います。

子供にエレベーターの乗り方を教える際は、
分かりやすい言葉にかみ砕いて、下記のような「お約束」として伝えると良いでしょう。

・ボタンは乱暴に押さない
・降りる人がみんな降りてから乗る（駆け込まない）
・エレベーターの中では静かに待つ
・ドアに触ったり、隙間に指を入れたりしない
・乗り降りするときはつまずかないように足元をよく見る

保護者が注意すべきポイント
保護者は、子供がエレベーターを利用する際に安全に使えるよう見守る役割があります。
好奇心が強く社会経験の少ない子供たちは、思いもよらない行動を取ることや、
大人の視点では予期しにくい事故に遭う可能性があるからです。

例えば、ドアを無理に開けようとしたり、中で飛び跳ねたりすると、安全装置が作動して止まってしまうことも考えられます。

また、むやみにエレベーターの扉に触れていると、扉が開いた際にに手が引き込まれることがあります。
特に小さな子供は、大人では手が入らないような隙間でも事故が起きる可能性があるため、
扉付近で遊ばせないように注意が必要です。

また、物理的な危険の他にも、ドアが閉まると密室となるエレベーターは犯罪の被害に遭う危険も潜んでいます。
小さな子供は決して一人でエレベーターに乗せないように注意し、常に手をつないでいましょう。

夏休み中、外出先でエレベーターを利用する際には今回ご紹介したポイントを参考にして、
子供たちをしっかりと見守り、外出先で楽しい夏の思い出を作ってください。