10月25日、26日にかけ北九州にて将棋の八大タイトル戦のひとつ、竜王戦が開催されます。
北九州市制60周年を記念して行われる今回の竜王戦。
舞台となるのは北九州を象徴する建築物である旧安川邸です。

旧安川邸は、明治期に炭鉱経営で財を成し、
工業都市北九州市の基礎を築いた企業家・安川敬一郎氏により建設された住宅です。

和風と洋風、異なる建築様式を同じ敷地内に備えた高級住宅は、
日本の近代建築史上極めて重要な住宅建築として2018年に北九州市指定有形文化財に指定されました。

大座敷棟1棟・蔵・洋風本館などの建築物や庭園を
安川電機と北九州市が共同で整備し、2022年には一般公開が開始。
邸内で日本茶や和菓子などを楽しめる憩いの場となりました。

さて、その旧安川邸にて勝負を繰り広げるのは藤井聡太竜王と挑戦者・伊藤匠七段。
二人は奇しくも同じ2002年生まれであり、
21世紀生まれの若き棋士がタイトル戦で相対するのは将棋界史上初となります。

なお、今回の竜王戦で藤井聡太竜王と伊藤匠七段に提供する「勝負メシ」は、
公募により選定されたご当地グルメとなっており、
この夏は市内の飲食店や事業者が「勝負メシ」の座を賭け竜王戦に劣らぬ熱い戦いを繰り広げました。

すでに選出は完了し、勝負メシ10品、スイーツ10品、ドリンク8品が
メニューブックに掲載されています。

今や将棋ファン以外にも馴染みある言葉となった勝負メシ。
対局の行方はもとより、どのメニューが選ばれるのかも注目です。

勝負飯プロジェクト – 北九州市観光情報サイト（外部リンク）

旧安川邸ホームページ（外部リンク）