去る7月29日、北九州の夏の風物詩「くきのうみ花火の祭典」が開催されました。

新型コロナウイルスの流行により2年間開催が見送られたことに加え、
昨年は台風の影響で中止を余儀なくされたため、実に4年ぶりの開催となりました。

北九州市を代表する花火大会のひとつであるくきのうみ花火の祭典は、
昭和61年より地域の活性化と発展に貢献するために実施されており、今回で38回目を迎えます。

開催中は洞海湾に打ち上げ用の台船を浮かべ海上から花火を打ち上げるため、
船舶の航行もストップする一大イベントです。

今年は市制60周年の記念花火と特別協賛花火で、開始早々フィナーレと間違うほどの見事な花火が上がり、
20時からの40分間で実に約4000発の打ち上げ花火が夜空を彩りました。

音楽に合わせた軽快な花火も素晴らしく、
ジャズで町おこしを進める若松区ならではの光と音の共演を楽しめました。

若松と戸畑を結ぶ若戸大橋にかかるナイアガラは全長260m。
開通当時、東洋一の長さを誇った長大な橋から光のカーテンが洞海湾に降ろされます。

強風のため一部の花火が急遽中止になるなどアクシデントもありましたが、無事にフィナーレ。
夏の夜を彩る花火は迫力満点で、見ごたえがありました。

うだるような夏の暑さには毎年うんざりさせられますが、
またこの美しい花火を見られると思えば今から来年の夏が待ち遠しく感じます。